給湯器から始まった特別費ラッシュをきっかけに固定費の見直しを進めてきた我が家。今回は保険についてのお話です。
夜、夫が激しい痛みを訴えた日
まさかこんなに悪い事が続くとは思っていませんでした。
その日の夜、夫が突然、お腹の痛みを訴え始めたんです。
みるみるうちに痛みが強くなっていったので夜間受診できる病院を探して、車で連れて行きました。
診察の結果、医師からは「炎症が落ち着くまで経過観察のために入院してもいいですし、自宅療養でも構いません」と言われました。
3日ほどの入院を、その場では想定していました。
「入院日額5,000円」の心細さ
我が家が加入しているのは、県民共済の「総合保障2型」です。
- 大人(私・夫):月2,000円ずつ
- 子供(高校生):月1,000円
- 家族合計:毎月5,000円
保障内容は、病気入院日額5,000円。
結婚してから今まで、家族全員のうち入院したのは、私の出産のときだけ。
それ以外は誰も入院したことがない、比較的健康な家族です。
だからこそ、この保障で十分だと、これまでは特に疑問を持たずに過ごしてきました。
でも、いざ目の前で「入院するかどうか」を選ぶ場面になると、話は変わってきます。
日額5,000円の保障だと、実際の入院費用をまかないきれず、手出しの赤字になってしまうのではないか。
そんな不安がよぎり、私たちは結局、自宅療養を選びました。
1週間分の抗生剤を処方してもらい、3日後に再受診。
治療は無事に終診となり、大事には至りませんでした。
「入院したら儲かる」は、我が家には当てはまりませんでした
自宅療養を選んだので、県民共済からの給付金は出ません。
入院していないのだから、給付金が出ないのは当然です。
ただ、ここで改めて考えさせられたことがありました。
周りのママ友の中には、「保険に入っていると、入院した方がむしろ得(儲かる)よね」と話している人もいます。
確かに、日額の保障がしっかりしていれば、入院したことで差額がプラスになるケースもあるのだと思います。
でも、我が家の場合はどうだろうと、改めて計算してみたんです。
もし今回、想定していた通り3日間入院していたとしたら。
日額5,000円の給付金は入ってきますが、実際にかかる入院費用(食事代や差額ベッド代なども含めて)を考えると、我が家の場合はそれでもなお、手出しが必要になる計算でした。
つまり、「入院したら儲かる」どころか、入院してもマイナスが残る可能性がある保障内容だったということです。
これに気づいたとき、私は初めて不安になりました。
「うちは、このままの保障で本当に大丈夫なのだろうか」と。
このまま保障を増やすべきか、悩みました
この経験がきっかけで、私は真剣に考え始めました。
- 入院日額を10,000円(入院保障4型・月4,000円)や、15,000円のプランに増やしておいた方がいいのか
- 掛け金を上げて保障を厚くするのと、現状維持のままにするのと、我が家にとってどちらが「得」なのか
- 50代私自身、これから入院リスクが上がっていくはず。65歳以降、県民共済の保障が縮小することも見据えて、民間の終身医療保険に見直すべきなのか
こんなとき、以前ならファイナンシャルプランナーの窓口を探すところですが、今回はまず自分たちで整理してみたくて、AIに相談してみることにしました。
AIに相談して分かった「増額の損得」
我が家の保険内容や家族構成、今回の経緯を伝えて、率直に聞いてみました。
すると、目からウロコの回答がいくつもありました。
まず、日額1万円のプラン(4型)に増額した場合。
割戻金を差し引いても、実質年間で約15,360円の負担増になります。
その分、日額は5,000円アップしますが、元を取るためには、夫婦それぞれが年間3日以上の入院をする必要があるとのことでした。
我が家の過去の実績(出産以外に入院なし)を考えると、正直、使わないまま掛け捨てになる確率のほうが高いという分析でした。
さらに言うと、今すぐ増額したくても、それもできない事情がありました。
夫は治療完了から3ヶ月間、健康告知のルール(3ヶ月以内の投薬・治療歴)に引っかかってしまうため、すぐの増額・見直しはそもそもできないタイミングだったのです。
もうひとつ、意外だったのが医療費控除との関係です。
我が家は普段の医療費が年間10万円以下のため、そもそも医療費控除の対象外。
しかも、保険を厚くして給付金を多くもらうと、その分が医療費控除の対象額から差し引かれてしまうため、「手厚い保険」と「医療費控除」はどちらか一方が得をする、というより相殺し合う関係にあるとのことでした。
65歳以降を見据えて、本当に必要な保障とは
もう一つ気になっていた「老後の保障」についても、続けて聞いてみました。
65歳を過ぎて県民共済の保障が下がったとしても、日本には「高額療養費制度」があります。
一般的な所得であれば、毎月の医療費の上限はおよそ9万円程度に抑えられる仕組みです。
さらに70歳、75歳と年齢が上がれば、窓口負担は2割、1割と下がっていきます。
こうした公的な制度を踏まえると、老後のために日額1万円もの高額な医療保険にあえて加入する必要性は薄いという見解でした。
また、民間の終身医療保険についても、興味深い話を聞きました。
「65歳払済」は早くに万が一のことがあると損になりやすく、「終身払」は逆に長生きするほど払込総額がかさんで損になりやすい。
つまり、どちらを選んでも、寿命をめぐるギャンブルのような側面があるということです。
さらに、現代の医療は短期入院が主流のため、一生涯で支払う保険料の元を取るには、通算250日以上の入院が必要になるケースも多く、これは確率的にほぼ現実的ではないとのことでした。
我が家が出した結論
いろいろな数字と向き合った結果、我が家が出した結論はこうです。
保険は、県民共済(月5,000円)のまま、家族全員現状維持とする。
確率の低い入院のために、割高な保険料を払い続けてギャンブルをするのは、我が家にとって一番の「損」だと感じたからです。
夫の急病のようなリスクや、これからの私自身の老後の入院リスクに備えるなら。
保険を増やしたつもりで、その差額分を自分たちの口座でしっかり貯めていく方が、早くに何かあっても、長生きしても、どちらに転んでも我が家が損をしない、一番確実な防衛策だという結論に至りました。
同じように悩んでいる方へ
「入院したら得(儲かる)」という話を聞くと、なんとなく安心してしまいますよね。
でも、我が家のように計算してみたら、実は逆に手出しが必要な保障内容だった、というケースもあります。
私自身、夫の一件がなければ、一生保険を見直すことはなかったと思います。
今回はAIに相談することで、数字を整理して「我が家にとっての正解」を考えるきっかけになりました。
ただ、AIの回答はあくまで一般的な考え方の整理であって、我が家の契約内容や告知事項の細かい部分まで、正確に判断してくれるわけではありません。
これは、増やすのが正解、現状維持が正解、という単純な話ではなく、家族構成や過去の入院実績、年齢によって答えは家庭ごとに変わるものだと感じています。
もし今、保険をこのままにしていいのか、少しでも不安を感じているなら。
自己判断のまま増額したり、逆に不安なまま放置したりする前に、一度無料でプロに家計と保険のバランスを見てもらうことを、心からおすすめします。
我が家のように、「見直した結果、今のままで大丈夫だった」という答えが出ることもありますし、逆に「ここは見直した方がいい」という気づきが得られることもあります。
どちらにしても、数字で整理してもらえるだけで、心の不安はぐっと軽くなるはずです。
我が家のように、不安なまま保険を放置したり、逆に感情で増額したりしないために、今すぐできること。
まずは無料でプロに保険と家計のバランスを診てもらうのがおすすめです。
👇
保険の見直しと並行して、もう一つ長年悩んでいたことがありました。それが車両保険です。詳しくは車両保険の免責はいくらが正解?免責10万円にした理由でお話ししています。
一緒に、無理のない家計を目指していきましょうね。



コメント